Jostockの株式投資ノート

お金より幸せ 他とはすこし違う投資のエッセンス

電気自動車メーカーNIOでワクワクしよう

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私はいままで企業分析をする際は、バリュー投資目線で財務や資産分析をしてきました。

 

バリュー投資は実現収益や現存資産をもとに算定を行うので、未来予想をしなければいけないグロース投資より精神的にかなり楽です。ただ、自分が考えているような評価がされず、思うように株価が上がらなかったり、資金拘束がストレスに感じたりすることもしばしば、地味な投資です・・・。

 

投資にハデさはいらないのですが、2020年後半はグロース投資にチャレンジしてみようと思っています。米国株を始めてこういったグロース企業にも興味を持つようになりました。個別ではOKTAを購入しています。

 

グロース投資は未来のCFを予想し、成長過程の企業に投資をする握力が大変重要な投資法です。私の間隔では投資法の最難関、そして花形とも言える投資家冥利に尽きる手法だと考えています。

 

そして、本日ご紹介する銘柄は中国の電気自動車メーカーNIO($NIO)です。

 

※この銘柄は7月2日にまずは株価追跡も兼ねて100株購入($8.7/株)しています。

この日はNIOが高騰し(引け値$9.38/株)、購入評価額は¥95,000程度でした。私は1銘柄の最小保有額を50万程度としていますので、保有を決めれば今後推移をみて買い増しをしていくことになります。

 

 

NIOは中国のワクワク電気自動車メーカー

NIOは中国に本社を置く、高性能電気自動車メーカーです。

中国名は上海蔚来汽車です。

 

かつては中国版テスラとも呼ばれていました。

この異名だけでテスラの高騰に乗り遅れた投資家は流涎ものですが、財務も含めしっかり見ていきましょう。

 

 

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ダウ犬

ニオうぞニオうぞ!

 

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Jostock

ひさしぶりの登場だね、何が匂うのかな?

 

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ダウ犬

電気自動車×中国なんて、テンバガーの匂(NIO)いがするYo!

 

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Jostock

(さすが、路地裏育ち。思考構造がオシャレだな。)実はこの企業、まだまだ危ういんだよね。

 

これまでの経営

NIOは2014年に設立されたまだまだ若い企業です。

主に扱う商品は電気自動車とそれに纏わるサービスのみになります。

 

電気自動車というとテスラと比較されますが、起業からの成長速度や多角的な事業内容をみてもテスラはもはや別格で、自動車メーカーの中でも異質な存在と言えます。

 

NIOも商品の性能は素晴らしくスポーツモデルのEP9は、2018年に自動車ファンならご存知ニュルブルクリンクという有名サーキットで、6分45秒25の市販電気自動車最速記録を樹立しています

引用:上海蔚来汽車 - Wikipedia

 

企業としては、NY証券取引所には同年2018年に上場しています。

 

ラインナップはSUVタイプのEP8、ES6に加え、スポーツモデルのEP9があり、現在ではこの3種(発売済は2種)で今後も拡充予定とのことです。

 

ラインナップは少ないですが、商品としての自動車だけでなく付帯するサービスにも力を入れている点が特徴です。

 

同社はまた、Power Home、Power Swap、Power Mobile、Power Express serviceなどの車両充電ソリューションの提供に注力する。また、第三者保険会社による法定・第三者損害賠償責任保険や自動車損害保険、修理および日常的保守サービス、長年の修理および保守中の送迎車、路傍援助など、各種付加価値サービスをユーザーに提供する。

引用:REUTERS

 

このように購入後のオーナーサポートにも力を入れています。会員制サービスやコミュニティ設置を始め、所有欲を満たすような富裕層向けのビジネスモデルです。日本のレクサスのようなイメージに近いかもしれません。

 

 

明るい展望

高性能な電気自動車と聞けば、明るい未来を感じずにはいられないでしょう。

 

低炭素・クリーンは投資テーマの中心となりつつある

ESG投資という単語をお聞きになったことがあるでしょうか。

環境(E)、社会(S)、ガバナンス(G)を重視した経営を行う企業の株式や債券などを対象とした長期目線の投資方法です。

これは単なる思想ではなく、これから厳しくなるであろう環境に配慮した産業規制下においても持続可能な事業に対する投資スタイルでもあります。

 

今年は大統領選挙も控えていますが、民主党候補者のバイデン(売電)氏は名前にも表されるように太陽光などクリーンエネルギーによる温暖化政策にも取り組むことを表明しておりこういったEV事業などは恩恵に預かれる可能性があります。当選すればですが・・・。

 

中国では既に電気自動車の生産拡大を進めたり非電気自動車への規制を強めるなどの国家政策を実行しています。

 

これらの風潮は今後も継続される可能性が高く、本企業への追い風になる可能性があります。

 

課題

しかしNIOにはまだまだ課題が山積みです。

2019年にはバッテリーの発火事故や、資金繰りがうまくできず大規模なリストラを行いました。

 

 NIOは上場され大いに期待を集め、一時は時間内で13USD以上の値をつけましたが、その後は株価が低迷し今に至っています。

 

バッテリーの発火事故はあるあるなので織り込み済みとして良く言えば長めの事業スタートアップ中、悪く言えば経営の基盤が不安定であると言えます。

 

財務はやべぇぞ

2020年3月に発表された2019年の決算です。(単位/CNY)

出典:SBI証券HP

利益

売上高:7.8B (前年比+58.4%)

営業利益:-11.0B (-15%)

当期純利益:-11.4B (-18%)

 

大赤字財務です。

むろんPERなどの指標は赤字の為計算できません

ただし2020年度は

売上:13.4B (+68.8%)を見込んでいます。後述しますが、ここ数期の売上は順調に伸ばしている傾向です。

 

B/S

BS一部抜粋です

 

流動資産:4.9B (-60%)

固定資産: 9.6B (+45%)

流動負債: 9.5B (+10.53%)

固定負債: 11.4B (+233%)

純資産: -6.3B (-192%)

 

前年にあった頼みの綱の純資産さえも消失しゴリゴリの債務超過の状況です。

 

CF計算書

CFです

営業CF -8.7B (-10%)

投資CF 3.4B(+142%)

財務CF 3.1B (-73%)

フリーCF -5.3B (+66%)

 

ものすごい金遣いですが、良い点はフリーCFの改善傾向です。

しかし、中国の新エネルギー車に対する政府補助金も削減傾向にあり、資金繰りもしくは収益化が一番の課題と言えます。(同社は2020年合肥市と提携協議を行い本部を同市におくことにより資金調達に成功してます。)

 

赤字の企業ですが、第2四半期売上は企業予想を上回り、6月には前年同期比179%増を達成しています。これを受けて7/2には株価が高騰(+18%)しました。

 

4期連続で売上高が続伸しています。

売上高の続伸はグロース企業においては最重要と考えています。

 

今後はさらに売上高向上を目指していくことになりますが、投資家としては新たな企業価値と将来のキャッシュフロー創造に期待です。

 

意外に多いライバル

高性能な電気自動車の専売メーカーとしては、テスラの名前が挙げられますが、電気自動車を販売しているメーカーは実は数多くあります。

 

日本では日産自動車のリーフが有名ですね。

他にも三菱自動車や、海外ではジャガー、BMWなど多くの自動車企業が電気自動車の市販経験があり、さらにPHEV(プラグインハイブリッド)まで定義を含めるとトヨタ、ポルシェなどほぼ全ての大手自動車製造メーカーでラインナップされていると言っても良いかも知れません。

 

高性能とは言えNIOの電気自動車やサービスが、これらの製品に比べ優位性を獲得できるのかは疑問が残るといえます。

 

もともと自動車産業は新規参入が非常に困難と言われています。テスラはかなり異色な存在です。

 

富裕層がターゲット

これは完全に私見ですが、金持ち相手の商売はすぐ潰れます

特に不況時に業績が傾くと、とたんに資金繰りに行き詰まり倒産する印象です。長く生き残る企業はおしなべて大衆の心理を掴んで、生活に入り込むビジネスです。

高額の消費行動を継続的に促すにはそれを正当化するだけの理由が要ります。

 

しかし反面、グロース企業には新たな価値観を生む必要があります。

 

だれがコンピューターを普及させたか、だれが電話機を生活と同化させたか、だれが自宅に商品売買の場を移したか、グロース企業には概念への逆行も求めるべきかもしれません。(だからグロース投資は難しい・・・)

 

すごく偏見ですが中国の企業にきめ細やかな高所得者層向けのビジネスが創造できるかは私も懐疑的です。

 

しかしながや低炭素社会にコミットする企業はこれからのグロース投資の中心になり得ると考えています。近況では世界中から批判の的となっている中国ですが、深センで見られるような国家を上げての技術力集約によるブレイクスルーの力には期待しています。

 

なんと言っても資金調達、売上増

上場から大きく株価を下げているNIOですが、大きな課題は資金調達でした。

 

2019年にはバイドゥやテンセント、創業者より転換社債などで大規模な資金調達を受け開発を進めてきました。

 

現時点でも赤字経営ですが、その売上高は持続的に上昇しています。

 

資金繰りに苦しみながらもここまで多額の融資を受けられたのはその期待の裏返しとも言えるかと思います。

 

株価は低迷していますが、財務がやべえからこそ妙味があるのかもしれません。

 

まとめ

 

今回は中国の電気自動車メーカーNIOを紹介しました。

調べれば調べるほどカネの回りが危うい印象を持ちました。

 

加えて、中国企業かつクリーンエネルギー関連事業ですので、良くも悪くも社会情勢やアメリカ大統領選挙などの影響をもろに受けると思います。

 

グロース投資はとにかく握力が大事だと思っています。

 

私もどんなことがあってもNIO株を握りしめていこうと思います。

 

 

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