Giostockの株式投資ノート

投資と人生の幸せを考える

株価は需給では決まらない 〜チャートの数字の意味〜

投票いただけると大変モチベーションになります

にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村

f:id:jostock:20200928152103j:plain

信ずるものには・・・

投資を始めると考え続ける株価変動の意味・・・

 

本記事は、「株価の意味を理解していますか?」という内容ですが、経験ある投資家には「で?そんなものとっくに知っとるわ!」と思われる内容です。しかしもしかしたら日々変動するチャートに右往左往し悩まされている方の中には、この記事の内容を強く意識することで光明を見いだせるきっかけになるかもしれません。

どちらかというと投資思想的な記事です。

 

さて、

 

個別株をやっている方で、チャートを見ない人はいないと思います。

 

チャートや株価は投資家に何を見せているのか?なぜ小刻みに変動するのか?

 

株価に決まっている?では株価って何?

これ実はいつの間にか通り過ぎて忘れている原理かもしれません。

 

株の売買で株価が決まる仕組みはみなさんご存知のはずで、いまさらそんなの考えたって、と思われるかも。

 

しかし、株価についてもう一度考えると、何で決算が重要なのか?なぜテクニカルを軽視する投資家がいるのか?バリュー投資はなぜ難しいのか?などなど株投資に関するありふれた問いに対して、点と点が繋がる体験をしましたので、ぜひともブログをわざわざ読んでいただいている方にシェアさせていただこうと思った次第です。

 

この記事を読んでいただくと、上記の投資手法の多様性の意味についてもしっかりと考えることができるはずです。つまり決算が軽視できる場合や、テクニカル解析で利益を上げている人の存在、バリュー投資の妙味についても理解することができます。

 

その中で様々な投資手法の理解や自分の中での位置付けを整理していただければいいと思っています。

 

とにかく先入観を持たず、じっくり最後までお読みいただけますと幸いです。

 

 

株価を理解する上での前提

まずは"株価"を理解する上ではっきりとしておきたい前提や原理です。

株価は真の価値に回帰する

前提ですが、株価は真の企業価値に回帰するべきです。一時の熱狂や投げ売りなどがあっても幅広い時間軸で約定価格の平均値をとれば株価は真の企業価値に収束するという前提でお話します。

 

ただし、企業価値という単語は少し曖昧です。買収、M&Aの際に計算される"企業価値"は本来莫大な時間とコストをかけて計算するものですので、ここでは使用できませんし、そもそもそういった企業価値と実際の株価は一致しない可能性があります。よく言われる価値と価格の違いです。その一致を狙うのがバリュー投資です。

 

株価が在るべき価格をここではためしに"真の時価総額"と定義します。

 

"時価"とつけたのは株価の在るべき価格も市場に流通する通貨量に影響を受けたり、企業自体の利益活動や環境の要因によって相対的に変動するためです。発行株式数は明らかにされており、変動性は無いため真の時価総額は在るべき株価に比例します。

ごにょごにょ書きましたが、"真の時価総額"は株価が向かうべき本来の株価(の総額)と理解してください。

これをつきとめることができれば投資にかなり役立ちそうです。

 

株価は需給では決まらない

よく"株価は需給で決まる"と説明されます。私もすごく長い間、需給で決まると思っていたので、その間思考は迷走していたように思います。

需給とは需要と供給のことで、株取引の場合はある株を欲しいと思う人の総数と売りたいと思う人の総数の関係です。

 

結論から書くと、株価と需給の数は別物です。

 

もちろん相関関係はありますし、これでも説明がつきそうなので「株価は需給で決まる」と言っても間違いでないこともあると思います。しかしながら需給=株価というのは株価の本質とズレた概念です。株価と需給は全く別と考えたほうが実はすっきりします。

 

株投資は取引です。例えば、前日に1000円の終値で引けた銘柄Aがあるとします。

翌日5000円で買いたい人が現れ、5000円で売ってもいい人がいれば取引は成立し、株価は"5000円"と表示されます。

 

ごくごく当たり前ですが、今のやりとりでは需要と供給の数の要素はないことがおわかりいただけると思います。 

 

投資家を混乱させる"時価総額"

いまいちピンと来ないと思いますので、もう少し別な角度から見てみます。

時価総額、という数字があります。ご存知の通り時価総額=株価✕発行株式数で、企業のおおよその規模を図る指標です。

 

先程の株価が5000円になった企業Aの発行株式数が1,000,000株とします。つまり5000✕1,000,000で50億円の時価総額ということになります。

 

この数字は先ほど述べたように企業の市場でのおおよその規模を把握することには使えるのですが、投資家を多いに混乱させる数字です

 

先程の株価が1日にして5000円になった例ではどうでしょうか。

 

投資家はこう思います。

 

やった!自分の株が5倍になった!

 

実はこれが勘違いなんです。

 

株価は取引参加者の言い値にすぎない

 

f:id:jostock:20200516130331p:plain
ダウ犬

5倍は5倍だろ!ワンナイトで5バガー達成だ!

 

f:id:jostock:20200516130335j:plain
Jostock

お座り!たしかに持っている株は5倍で売れるかもしれないね。でも株の価値を考えると、5倍になっているとは限らない、むしろ売買をしないのであればそれほど関係は無いとも言える。

 

f:id:jostock:20200516130331p:plain
ダウ犬

どゆこと?!株の価値も5倍じゃないの。企業の市場価値も5倍になったんだろ?

 

f:id:jostock:20200516130335j:plain
Jostock

ここでは、市場の参加者が株券を前日の5倍で取引をしたという事実があるだけ・・・

 

(念の為ですが、出来高が少ないので売れない、という議論ではありません。)

次の項がこの記事の最重要ポイントとなります。

 

チャートは株式価値のサンプリングである

先ほどネクタイをつけた犬が言っているように、ここで存在するのは1株(もしくは単元)が前日の5倍で取引が行われた、という事実だけです。

買い手と売り手が思惑を持って決めた"数字"です。

もちろんこういった状況では自分の保有している株も5000円で売れる可能性があり、売却のタイミングであれば喜ばしいですが、真の時価総額を考える上ではあまり関係のない話かもしれません。

 

株式チャートはその時間単位で行われた取引の結果を示すものです。取引で扱われていない株とは切り離して考えてもよいかもしれません。即ち、その瞬間に売買をすることがないのであれば、投資家にとって株価は企業の市場価値を推測する参考数値に他なりません

 

先程の例で言うと、1,000,000株の1株の出来事であり、他の999,999株とはこの時点では無関係です。その日の出来高が1000株であればそれ以外の999,000株とは無関係なのです。

 

株価も全く意味がないわけではないです。その日の取引額の結果は真の時価総額を推し量るのに有効です。

統計をやったことがある方なら理解がしやすいかと思いますが1000株のサンプル数で1,000,000の母数を推測しており、

チャートは特定の時間内のサンプルの値段を纏めたものなのです。

 

サンプル数(出来高)の少ない値動きを拾うのは真の時価総額の価値を測ることには不得手です。

 

出来高の意義

こうすれば、やはり出来高が重要ということになります。

 

もちろん真の時価総額は時間とともに変動しているので、正確な答え合わせは不可能ですが母集団(真の時価総額)を推測するにはサンプル(出来高)が大きい方が、より正確な数字がわかりそうです。

出来高だけで真の時価総額を推し量ることはできませんが、チャートを見る際には出来高が重要で、これが出来高が常に株価チャートに付帯して表示されている理由です。

 

まとめ

多要因で株価は動くので、様々な投資手法や指標が存在するのは当然です。

 

ただ、需給で株価が動く、株価と企業価値が比例するといった間違っていないけど正解ではない曖昧な概念に固執すると様々な指標に惑わされることになるかもしれません。

 

・株価はその時間内に株取引の参加者が決めた価格であり、株式全体(企業)の価値ではない

・チャートは真の企業価値のサンプリングの数値であり、株の価値の推定には出来高を加味する必要がある

 

以上が本記事の趣旨です。

 

株価のチャートをみるときにこれらを意識すれば、体系的な思考で様々な投資法(トレードも含めて)を理解することができると思います。

 

株取引の参加者は常に真の企業価値を推定し続けます。推定の根拠は決算だったり、企業の価値に影響をしそうなニュースなどです。当然、取引を行う参加者は常に正しいとは限りません。しかしながら、多くの参加者(出来高)を伴う株価の動きはその瞬間の真の企業価値に収束するはずです。さらには時間軸を大きく取れば、意図的に行なわれた売買要素による影響も少なくなると考えます。(ただし、真の企業価値自体も変動しています。)

 

これは投資思想の一種かもしれませんが、多要因で動く株価を体系だって理解することには合理的な考えだと思います。

 

ご自身の投資にお役立ていただけると幸いです。

 

最後までお読みいただきありがとうごさいました。 

 

Twitterフォローよろしくお願いします


投票は大変なモチベーションになります!

にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村

 

Betmob|投資家ブログまとめメディア


プライバシーポリシー・免責事項