こんばんは
大統領選挙は予想通り(?)接戦となり、未だ結果は出ていません。
そんな中、先日SPXLを購入しました。
ご存知の方も多いと思いますが、spxlはs&p500に連動するレバレッジETFです。
早速ですがレバレッジETFの特性についてです。多く解説されている方も多いですが、レバレッジETFは上昇局面には強いですがボラティリティが高いと下落時の減価が問題となります。下落時に大きく減価することで、次の上昇時にはレバレッジの効く評価額が減少し、長期運用には向いていないデメリットがあります。
さらに上下に激しく動くいわゆるボラティリティの高い相場では同様に短期間で減価が発生します。
簡単に言うと名前ほどあんまり旨味がないETFです。
ボラティリティが高い相場ではレバレッジETFを使うな、と誰かがツイートしていました。
しかしわたしはこういった局面ではむしろレバレッジETFにメリットがある、とも考えています。
ここからが私がspxlを購入した理由です。
大統領選挙が、近づくと株価は大きく調整に入りました。NASDAQも大きく下落し、理由として機関投資家のポジション調整ということになっていたと思われます。
その中で、ここ数日ですが、ダウ、SP500ともに反転シグナルを出し、上昇してきました。
ここで、NASDAQは追随しましたが、出来高やチャートの形は弱いものでした。
クリーンエネルギーなどバイデン銘柄と呼ばれる株価の高騰をみると、私は“市場がバイデン氏の当選を織り込んだ”と判断しました。
SP500など非テック指数が上昇したのは、“選挙が近づき不確定要素が解除される”ことを歓迎してのことだと思われます。出来高もそれなりにあります。
そして、本日トランプ氏の健闘が報じられると、市場は上下しながらも最終的に上昇、特にNASDAQは一時4%以上も高騰しました。
ここからNASDAQは今はトランプ氏再選期待での上昇があった印象です。
SP500はいずれにしても上昇です。NASDAQはトランプ氏で力強い上昇。
レバレッジETFを使うなら、賛否あれこういった上昇を見越して短期で使うのが有効です。むしろそれに1番向いています。
ただし、ダウンサイドも大きければ減価にも当然レバレッジが効いてしまいます。
NASDAQにレバレッジをかけるのは危険そうです。
spxlも当然下落すると弱いですが、大統領選が行われるまでのポジション調整(というか様子見)が行われ株価が下がっていた経緯を考えると、先送りになったからといって落胆売りになるダウンサイドは少ないと判断しました。
加えて追加支援策は民主、共和党どちらでも行われる予定です。
これが私がspxlを購入した理由です。
纏めると、結果がどうあれダウンサイドが少ない指数。短期的に株価の上昇ベクトルが予想される。
逆にこういった場面がレバレッジ投資の妙味かと思っています。
わたしの考え方ですが、投資で大きく利益を上げた時には必ず大きなリスクをとっていることになります。しかしながら、同じ5%の利益でも、とっているリスクとの兼ね合いこそが重要です。
アップサイドのリスクを考えるとTQQQを購入した方が大きなゲイン(トランプ氏が当選)が得られるかと思います。しかし、ここまでのチャートや出来高をみると上昇の準備(選挙終焉、バイデン氏当選)をしていたのはSP500指数やダウ指数の方でした。そしてそれはトランプ当選が垣間見得た局面でも同様なことが確認できました。
売却は1-3日を考えています。
当然暴落が来たら売りますし(相場解釈が見当違い)、力弱い上昇でも売ります。力強い上昇がきたら3日くらいでうるかもしれません。
どうなるでしょうか。